霊隠寺で「供佛祭天法会」が行われる

 2015年2月27日は旧暦の一月九日である。この日、霊隠寺の大雄宝殿で「供佛祭天法会」が行われた。仏教では「供佛祭天法会」はもっとも重要な法会の一つである。杭州霊隠寺では毎年の旧暦一月九日の日にこの法会が挙行される。「供佛」とは三宝を供養することで、「天」は天人、つまり、諸々の仏教の護法の神様を指す。また護法竜天とも呼ばれる。仏教徒は天に帰依するものではないが、諸天神を尊敬する。これは諸天神が佛に帰依し、正法を奉行し、諸々の善業をするも、悪業を決してしないからである。また諸経典に見られる天神が仏法を護持しようと発心する記載に基づき、天神が仏法を護持する功徳に感謝するために供養するのである。一月九日に挙行されるのは、この日が天界を統治する帝釈天のご誕生日であるからである。中国の民間の習慣では「祭天」は「拝天公」もしくは「玉皇会」とも称される。