霊隠寺が今日から雨安居(うあんご)に入り、四衆弟子(ししゅでし)がともに華厳経を修(しゅ)する

  仏によって制定された戒律を厳守し、修道に精進し、清浄な法門を樹立するために、2014年5月13日(旧暦の四月十五日)、杭州霊隠寺の大衆は住職の光泉大和尚に主導され、朝の勤行の時、大雄宝殿で雨安居(うあんご<それまで個々に活動していた僧侶たちが、一定期間、一カ所に集まって集団で修行すること>)の結界(けっかい)、カンマ儀式を挙行した。これにより、霊隠寺2014年度の雨安居が正式に開始された。

 この日の午前8時半に、住職の光泉大和尚に主導されて、薬師殿で「2014年霊隠寺安居共修華厳法会」の始動儀式も始まった。この時、旧暦四月十五日から七月十五日までの三ヶ月間、霊隠寺の僧侶たちは真心を以って修行し、外出を慎む。僧侶たちは、この間、毎日『華厳経』を二巻唱える。これを以って往生者及び現存者の利益(りやく)を祈祷する。現存者がその福が増し、寿命が伸びて、災いから逃れ、吉祥であるように、また往生者が罪が滅し、極楽浄土に往生できるように祈る。さらに、世界の平和と社会の調和、国家の隆盛、人民の安楽が祈祷される。

雨安居(うあんご)の結界儀式

雨安居(うあんご)のカンマ儀式

光泉大和尚に主導され、華厳法会をともに修する

梵音を全員で唱える

大衆をリードして、『華厳経』を唱える光泉大和尚

随喜して、参加する信者と観光客たち

読経して精進する